ロッテ監督の所有馬が無傷の5連勝!大魔神、ハマの番長、球界のレジェンドらも馬主として有名…将来的なデビューを噂される「ビッグネーム」も興味津々?

 千葉ロッテマリーンズを指揮する吉井理人監督は、プロ野球出身の馬主としても知られるが、吉井氏の所有馬リジン(牡4、浦和・水野貴史厩舎)が20日の浦和競馬7R(ダート1400m)で5馬身差の勝利。これでデビューから無敗の5連勝を決め、快進撃を続けている。

 吉井氏は2013年に馬主資格を取得。初所有馬は16年デビューのフォーシームで、これまでにリジンを含む5頭を所有してきた。

 中央3勝・地方11勝を挙げている吉井氏だが、重賞勝利は未経験だ。吉井氏が「浦和のスターになってほしい」と語るリジンは、オーナーに初の重賞勝利をプレゼントする存在になるかもしれない。

 プロ野球関係者の馬主は意外と多い。最も有名なのは「大魔神」こと元プロ野球選手の佐々木主浩氏だろう。佐々木氏はヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランといったG1馬をはじめ、多くの重賞馬を所有している。現役馬としては今年の府中牝馬S(G2)を勝利したディヴィーナや、先日のデビュー戦で華麗な勝利を収めたシヴァースなどがいる。

 同じく元プロ野球選手の山本昌氏もサンデーサラブレッドクラブに一口馬主として出資している。主な出資馬はアルアインやシャフリヤールなどだ。21年の日本ダービー(G1)では、競馬番組に出演した「球界のレジェンド」はシャフリヤールを応援。勝利した瞬間には嬉しさのあまり照明に頭をぶつけたと言うエピソードもある。

 また、「ハマの番長」こと横浜DeNAベイスターズ監督の三浦大輔氏も馬主として知られており、所有馬には三浦氏を象徴する「リーゼント」という特徴的な冠名がつけられている。先日3歳馬リーゼントミニーが2勝目を挙げたことで話題になった。

 また「ギータ」こと福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手も馬主だ。一口馬主としてはシルクレーシング所有のトラマンダーレに出資している。そして7月のセレクションセールにてアルアイン産駒を購入。念願の個人馬主デビューとなった。

 柳田選手には、22年に埼玉西武ライオンズを引退した戸川大輔氏とのこんなエピソードもある。戸川氏の実家はモーリスを生産した北海道日高町の戸川牧場。そこで柳田選手は戸川氏の父に「ホームランを40本打ったら馬をください」とお願いしたという。

将来的なデビューを噂される「ビッグネーム」も興味津々?

 そして「マー君」こと東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手も馬主デビューが噂されている一人だ。

 競馬好きで知られる田中選手は競馬番組や競馬場イベントに積極的に出演。14年には有馬記念(G1)の枠順抽選会にて、くじを引く大役を任されたほどだ。またネット記事で馬券予想やPOG指定馬の公開や、『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)のプレイ内容を度々発信している。

 そんな田中選手、実は15年時点で競馬関係者に「G1ホースの馬主になりたい」旨を発言したと報じられたこともある。当時はNYヤンキース所属のメジャーリーガーとして、なかなか日本の競馬関係者とコンタクトを取ることも難しかっただろう。

 21年に古巣である楽天に戻った田中選手は現在も主力投手として活躍中。忙しい身ではあるが柳田選手の例をふまえると、いずれは現役選手のまま馬主デビューの可能性もありそうだ。

 22億円契約で7年間プレイしたヤンキース時代も含め、資金については心配のなさそうな田中選手。馬主としても注目の存在となるかもしれない。

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