暮れの中山で狙える「お宝」種牡馬の産駒たち…血統から見える高配当の立役者とは
24日に行われたグランプリ・有馬記念(G1)はドウデュースが優勝。昨年のダービー馬・ドウデュースと怪我から復帰した武豊騎手が人馬一体の復活勝利を挙げた。
今年の中央競馬開催も残り1日となり、秋のG1戦線も中山競馬場で行われるホープフルS(G1)を残すのみ。中山・京都の2場開催に替わって2024年の競馬が始まる。
そんな中で、一部で注目を集めているのが「中山競馬場の馬場」である。
SNSや掲示板では有馬記念の結果に対し「今年は前残りなんじゃないか」という声も多く見られたが、最終コーナーで前にいた3頭で決着した関係もあるだろう。
実際、今年の有馬記念の走破タイムは「2分30秒9」で昨年のイクイノックスの勝ちタイムを1秒5上回る時計。近10年で見ても2019年のリスグラシューが叩き出したタイムに次ぐ2番目に速かった。
血統から見える高配当の立役者とは
そこで注目してみたいのは、今年の冬の中山で好成績を残している種牡馬「シルバーステート」と「ハーツクライ」産駒の勢いである。
今年の冬の中山開催(12/2~12/24)を対象として集計してみたものが以下だ。
ハーツクライ(5-1-2-10)
勝率27.8% 単勝回収率317% 複勝回収率177%
シルバーステート(2-5-1-12)
勝率10% 単勝回収率90% 複勝回収率131%
ハーツクライ産駒の最高傑作といえるドウデュースが、有馬記念を2番人気で制したことをはじめ、他のレースでも活躍が目立った。
土曜中山11RグレイトフルS(3勝クラス)
ダノングロワール12番人気3着(複勝1100円)
日曜中山9RグッドラックH(2勝クラス)
ジオフロント6番人気1着(単勝1310円、複勝340円)
またシルバーステートの産駒についても以下のように好成績を残した。
土曜中山9Rノエル賞(1勝クラス)
ウインレイアー6番人気1着(単勝1410円、複勝440円)
ロゼル9番人気3着(複勝560円)
中山開催は来年1月21日まで続く。この2頭の名前を新聞で見かけたら「高配当の立役者」として馬券に組み込むのも良いだろう。