永島まなみ「夢のタッグ」がいよいよ実現! 先週は落馬で一瞬ヒヤリも…いざスウィープフィート乗り替わりのリベンジへ

先週は落馬でヒヤリとさせた永島まなみ騎手 撮影:Ruriko.I

 26日の京都8Rで肝を冷やすシーンがあった。カリュウに騎乗していた永島まなみ騎手がスタート直後に落馬したのだ。

 永島騎手はダートコースに倒れ込んだまましばらく起き上がらず、ファンからは心配の声が多く聞かれた。ただ10Rでは予定通りアサヒの手綱を取ると、11番人気の穴馬ながら5着に導いた。どうやら大事には至らなかったようで一安心だった。

今週末の2歳新馬でマナミンに騎乗予定

 先週はファンをヒヤリとさせた“まなみん”こと永島騎手だが、今週末はついに夢のタッグが実現する見通しとなっている。というのも来月2日、京都芝1400mで行われる2歳新馬戦でマナミン(牝2歳、栗東・高橋康之厩舎)に騎乗する予定だ。

 マナミンはG1・4勝の女帝クロノジェネシスや菊花賞馬ビッグウィークと同じバゴ産駒。管理するのは師匠である高橋康調教師だ。永島騎手は自分と同じ名前の馬が入ってくるということで、最初は少し恥ずかしさもあったようだが、今では親近感が湧いているとのこと。ちなみに『競馬ラボ』に連載しているコラム『まなみの学び』によると「一人でシャンシャン歩けるところ」が似ているという。

 高橋康師も「フットワークが軽い」「新馬戦向き」とマナミンに高評価を与えている上に性格も素直とのこと。当日は“マナミ”コンビが大きな話題となることは間違いない。

「バゴは産駒数がそこまで多いとはいえないものの、クロノジェネシスやビッグウィークの他にも最近は重賞2勝のステラヴェローチェを出すなど意外性を秘めた種牡馬。マナミンは仕上がりもよさそうなので初戦から面白い1頭だと思います」(競馬誌ライター)

サニーサルサも魅力を秘めた1頭

 また、永島騎手が今週末に騎乗を予定している2歳新馬はマナミンだけではない。土曜の京都芝1600mで手綱を取る予定のサニーサルサ(牝2歳、栗東・高橋康之厩舎)も魅力を秘めた1頭だ。

 今年の日本ダービー(G1)を制したダノンデサイルと同じ社台ファーム生産馬のサニーサルサは、マインドユアビスケッツ産駒。半姉に今年のフェアリーS(G3)で2着に好走し、桜花賞(G1)とNHKマイルC(G1)にも出走したマスクオールウィンがいる血統馬である。

 普段は若駒らしく我の強い面を見せているが、マナミンと併せ馬を行った1週前追い切りでは切れのある脚を披露。実戦に行ったほうがよさそうなタイプであり、こちらも初戦から好勝負が期待できそうだ。

 永島騎手は今春のクラシック戦線で、デビューからコンビを組んでいたスウィープフィートの手綱を武豊騎手に明け渡すという悔しい経験をした。来年こそお手馬とともに大舞台に臨めるだろうか。

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