【みやこS(G3)展望】オメガギネス、プロミストウォリア、サンライズジパングなど、チャンピオンズC(G1)を見据えて大器が激突!

オメガギネス 撮影:Ruriko.I

11月3日、京都競馬場でダート重賞・みやこS(G3)が開催される。昨年はセラフィックコールがデビュー5連勝で重賞初制覇を飾り、チャンピオンズC(G1)でも2番人気に支持された。今年も大舞台を見据える好メンバーが集った印象だ。


もう足踏みは許されない。大器オメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎)が今度こそ重賞初制覇を飾れるか。

ここまで重賞未勝利ながら3度も1番人気があるオメガギネス。それも、その内1つは今年のフェブラリーS(G1)だ。だが、そこでまさかの14着に大敗すると、続くオアシスS(L)でも1番人気を背負っての3着。ダート界の将来を担うほどの期待を掛けられている大器が、思わぬ足踏みを続けてしまった。

だが、続く三宮S(OP)を勝利すると、前走のシリウスS(G3)では2着に敗れたもののハンデ59キロを背負っていただけに情状酌量の余地があるはずだ。定量戦のみやこSでしっかりと重賞初制覇を飾っておきたい。鞍上は藤岡佑介騎手に乗り替わる。


将来性という点では、プロミストウォリア(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)も大きなものを背負っているはずだ。

一昨年の秋から昨年4月のアンタレスS(G3)まで、怒涛の5連勝を果たしたプロミストウォリア。東海S(G2)→アンタレスSを連勝して帝王賞(G1)でも3番人気に支持された逸材である。

しかし、プロミストウォリアの弱点はなんといっても脚元の不安に尽きる。前々走の帝王賞も5着に好走したものの、その後に右トモが肉離れのような筋肉痛などもあって1年以上の休養を強いられた。

復帰戦となった前走のエルムS(G3)で7着に惨敗と、本来の出来になかったプロミストウォリア。果たして、叩き2走目の変わり身はあるのだろうか。鞍上は引き続き西村淳也騎手になりそうだ。


若いサンライズジパング(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)が古馬相手にどこまで通用するのかは、今年のみやこSにおける大きなトピックスの1つになるだろう。

昨年のJBC2歳優駿(G3)でフォーエバーヤングの2着に好走するなど、早くからダートで頭角を現していたサンライズジパング。しかし、年末のホープフルS(G1)で3着に好走したことで、今春は芝のクラシックに挑んでいた。

残念ながら芝では頭打ちの状態だったが、ダートに復帰した前々走の不来方賞(G2)でいきなり勝利。続くジャパンダートクラシック(G1)でも3着に好走するなど、その実力は3歳トップクラスだ。

今回のポイントは、やはり古馬との力関係になるだろう。鞍上は鮫島克駿騎手になる見込みだ。


他にも実績では一日の長があるドゥラエレーデ、今春のアンタレスSを勝ったミッキーヌチバナ、重賞2勝のミトノオーなどにも小さくはないチャンスがあるはずだ。

GJ 編集部

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