キタサンブラックの凱旋門賞回避は大正解!? 英国の歴史的「天才少女」が英愛オークスに続きキングジョージ6世&QES(G1)も4馬身差圧勝!

 現地時間29日、英国のアスコット競馬場で欧州三冠の第2戦となる真夏の祭典キングジョージ6世&QES(G1)が開催。好位でレースを進めたL.デットーリ騎手のエネイブル(牝3歳、英・J.ゴスデン厩舎)が後続に4馬身半差をつけて圧勝した。

 以前、本サイトでも「サトノダイヤモンド凱旋門賞制覇に黄色信号!? 世界的怪物スノーフェアリー以来7年ぶりに「英・愛オークス5馬身圧勝」の超大物”天才少女”現る(リンク)」を通じて紹介させていただいたが、勝ったエネイブルはここまで6戦5勝。

 英オークス(G1)を5馬身差で圧勝し、愛オークス(G1)も5馬身半差で勝ち、日本のエリザベス女王杯(G1)を連覇するなど、世界的名牝として名を馳せたスノーフェアリー以来の2カ国オークス制覇を成し遂げている。

 そんなエネイブルにとって初の古馬との戦いとなったのが、今回のキングジョージ6世&QESだった。

 エネイブルは10頭立てで行われたレースで好スタートを決めると、ペースメーカーを行かせる形で番手をキープ。いつでも抜け出せるような絶好のポジションから勝負所でペースを上げると、今年のドバイシーマクラシック(G1)の覇者ジャックホブスと並ぶような形で最後の直線に突入した。

 実力馬同士2頭の叩き合いになるかと思われたが、デットーリ騎手がゴーサインを送ると、あっという間に後続を突き放すエネイブル。競り掛けたジャックホブスが脱落し、今年のエクリプスS(G1)の覇者ユリシーズが必死に食い下がるも、その差は開く一方だった。

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