武豊騎手「エアスピネルの鬱憤」を北九州記念で晴らす!? ダイアナヘイローと狙う「20年ぶり制覇」とは
「武豊騎手は事実上お手馬のエアスピネルを剥奪されたため、札幌記念の真裏で開催される北九州記念に回った形になりました。ここは是が非でも負けられない気持ちでいるのは当然。騎乗するダイアナヘイローはデビュー戦を勝利後はエルフィンSで2着、フィリーズレビューでは4着。桜花賞出走はなりませんでしたが、早くからその素質には光るものがあると言われていました。これまでは気性難があり実力を上手く発揮できなかったものの、成長を経てそれも収まっているようです。コンビ成績は「4-2-1-2」と相性もいいため、レースでは上位人気に推されるのではないでしょうか」(記者)
またダイアナヘイローを管理する福島調教師は今年で60歳、来年の2月には定年を迎える予定だ。これまで管理した馬は13回も重賞を制しており、その中には武豊騎手が1997年の北九州記念で騎乗したダンディコマンドも含まれている。もし、武豊騎手がダイアナヘイローで北九州記念を勝利することができれば、福島調教師の管理馬×武豊騎手の組み合わせでの重賞優勝は実に20年ぶりだ。引退の花道を飾る、というにはまだ早いかもしれないが、厩舎関係者にとって重賞制覇の経歴は多いに越したことはないのは確かだ。
さまざまな思いを胸に出走することになる武豊騎手。見事に勝利をその手にすることができるのだろうか?