ローズS(G2)アドマイヤミヤビで「エアスピネル札幌記念」の悪夢払拭!? ルメール騎手が全盛期の武豊騎手を超える「絶対王政」創設へ闘志
しかし、先月27日のキーンランドC(G3)でルメール騎手としては、人気薄の”最高記録”となる12番人気のエポワスで勝利。その実力を改めて見せつけると、翌週の札幌2歳S(G3)もロックディスタウンで豪快に差し切り、再び波に乗っている。
先週はサトノダイヤモンドがフォワ賞(仏G2)で惨敗したものの、国内では再び調子を取り戻した感のあるルメール騎手。
17日のローズSのアドマイヤミヤビ、そして18日のセントライト記念(G2)のアルアインは、どちらも物議を呼んだ乗り替わりだっただけに、ルメール騎手としては再びファンや競馬関係者に、その信頼性を見せつけたいところだろう。逆に、ここで下手に敗れては、周囲からデムーロ騎手や松山騎手の復帰論が再燃してしまう可能性もある。
「やはりルメールに任せてよかった」そう強く印象付けることが、さらなる有力馬の騎乗依頼に繋がることは述べるまでもない。結果を見守る競馬関係者に騎手の”ファーストチョイス”となるべく、日本No.1の野望を抱くフランス人騎手にとっては、ある意味、この秋で最も重要な週末になりそうだ。