武豊「夢」を熱く語る……3週連続重賞Vへ気持ちを新たに

 競馬界の顔として知られる武豊騎手が14日、滋賀県草津市の草津第二小学校で特別授業を行った。

 武豊騎手が講師として小学校で授業を行うのは約5年ぶり。これは草津市教育委員会が実行する「夢・未来を抱くスペシャル授業in草津」の要請で実現したという。

 当日、武豊騎手はJRA初の女性騎手にして、現在は『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)などで解説を務める細江純子さんを進行役に迎え、前半はふたりの会話形式。そして後半は出席者たちの質問に答えていく形で授業を行った。

 武豊騎手は「僕は小学生のころから厩舎にいて、周りに馬がいました。自分自身も競馬が好きだったので迷うことなくジョッキーになりました」と当時から職業として騎手を意識していたと語り、さらに「夢は大きく持った方がいい。全員がかなえることはできないけど、夢を持つことや向かうことはできるんです」と子どもたちに夢を持つ大切さを説いたという。

 また後半に入ると競馬関連の質問が相次ぎ、それぞれに「ディープインパクトという馬で出走した(2006年の)凱旋門賞は心に残っています」「30年以上騎手をやっているけど、今でももっとうまくなりたい。ただ、自分の年齢を考えると、少しでも長くできればいいな、と考えることはある」と真摯に答えたという。

「武豊騎手は今年で48歳ですが、いくつになっても衰えない向上心にはいつも驚かされます。今週末、武豊騎手はローズS(G2)にリスグラシューで参戦予定。先々週は小倉2歳S(G3)をアサクサゲンキで、そして先週はコリアスプリント(G1)をグレイスフルリープで制しており、ローズSで3週連続Vを達成したいところでしょう。

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