武豊が来年クラシック制覇へ「超本気」モード!「選んだ馬が主役」といわれた”全盛時代”再現へ「超良血」新馬が続々集結!

 全盛期には毎年のようにクラシック戦線の中心にいた武豊騎手だが、今年のクラシックでは苦戦が続いている。

 牝馬のリスグラシューこそトップ戦線で活躍しているが、牡馬のダンビュライトの皐月賞(G1)の12番人気3着は、武豊騎手のG1記録にとって、最も大きな穴を開けた馬となった。天才の技が光ったレースといえるが、逆に述べればそれだけ苦戦しているということの裏返しでもある。

 ただ、今年の2歳馬に関しては、すでに明るい兆しが見えている。

 すでにアサクサゲンキで小倉2歳S(G3)を勝ち、先週もビリーヴの仔ジャンダルムのデビュー戦を飾るなど、着実に手駒を増やしつつある武豊騎手。そんなレジェンドの元に、今週はさらなる良血馬が集結した。

 まず先陣を切るのは、16日の5R(芝1400m)に出走するワールドビーター(牡2歳、栗東・角田晃一厩舎)だ。

 秋華賞馬エアメサイア、その息子エアスピネルなどの近親であり、武豊騎手とは縁が深い一族の良血馬。全兄にあたるエアソミュールも武豊騎手の騎乗で毎日王冠(G2)を勝つなど活躍した。

 直前の追い切りでも素軽い動きを見せており、管理する角田晃一調教師も「乗り込みは十分。仕上がりはいいね。乗りやすいから、芝の実戦に行って、血統の良さが出るんじゃないかな」(サンケイスポーツ)と期待充分の様子。初戦から勝利を意識できる逸材だが、息の長い血統だけに先々の活躍も期待できそうだ。

 また、17日の5R(芝1800m)に出走を予定しているシャンデリアスピン(牝2歳、栗東・松永幹夫厩舎)は、新種牡馬ノヴェリストにとって”切り札”的な存在になり得る良血馬だ。

 母は武豊騎手の手綱で、2004年の桜花賞(G1)を制したダンスインザムード。その後も古馬になってから、米G3のキャッシュコールマイルを勝ち、ヴィクトリアマイル(G1)の初代女王に輝くなど活躍した。その母の影響を強く受けているようで松永幹夫調教師も「お母さんの血統が出ている。脚が長くて、気性も前向き。距離は1600、1800mぐらい」とスピード面を強調。

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