武豊が来年クラシック制覇へ「超本気」モード!「選んだ馬が主役」といわれた”全盛時代”再現へ「超良血」新馬が続々集結!


 父がキングジョージ6世&QES(G1)を5馬身差で圧勝するなど、欧州のクラシックディスタンスで大活躍したノヴェリストだけに、母譲りのスピードは優れたバランスを提供しそうだ。牝馬なのでマイルがこなせれば”王道”が見えてくる。気性面が成長すれば、血統的には2400mのオークス(G1)をこなしてもおかしくはない大器だ。

 最後に18日の6R(ダート1800m)に出走予定のイグレット(牝2歳、栗東・松永幹夫厩舎)も楽しみな良血馬だ。

 母ヘヴンリーロマンスは牝馬ながらに天皇賞・秋(G1)を勝った女傑。米国に渡って繁殖生活を送っているが、産駒には武豊騎手とコンビを組んでダート戦線で活躍するアウォーディーや、昨年の米国三冠を完走したラニがいる。

 父は米国のディストーティドヒューマーとなり両兄と異なるが、日本では目立った活躍馬はいない。ただし、米国では2冠馬のファニーサイドや、ブリーダーズCクラシック(G1)を勝ったドロッセルマイヤー、天皇賞馬スピルバーグの兄フラワーアレイを輩出するなど一流の成功を収めている。ダート向きの可能性が高いが、こちらも先々楽しみな存在だ。

 以上の3頭だが、牡馬・牝馬・ダートとバランスがいいのも特徴だ。できることなら3頭とも、しっかりと勝ち上がりを決めたいところだろう。

 全盛期の頃は「クラシックの中心となるのは、武豊騎手が選んだ馬」とまで言われたほど、数多くの有力馬という有力馬が武豊騎手の元へ集結し、まさに選り取り見取りの状況だった。再び、あの時のような「武豊王国」が築けるか。2週連続重賞勝利中と波に乗る天才が、若駒を初勝利に導く。

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