【オールカマー(G2)展望】キタサンブラックを脅かした実力馬など「曲者」が多数登場! 中長距離G1路線を占う一戦がアツい!!
今年1月のAJCCの覇者タンタアレグリア(牡5、美浦・国枝栄厩舎)にもチャンスはある。春のG1戦線での活躍が期待されたが、脚元に不安を発症し長期休養を余儀なくされた本馬。ただ前走のAJCCも約9カ月ぶりで制すなど、久々を苦にしないタイプだけに今回も好走の期待はできる。
菊花賞、天皇賞(春)ともに4着と実績も十分。稽古でも力強い走りを披露と状態面にも不安は感じられない。前走と同舞台という点も魅力的な今回は、上位争いも十分に可能だろう。
札幌日経OPを連覇したモンドインテロ(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)も侮れない1頭だ。前走は集団を見る形で進み大外一気で快勝。残り200mから見せた猛加速は、重賞でも十分にやれることを予感させた。ここまで重賞では十分な結果を残せていないが、本格化してきた感がある今は馬券圏内も夢ではない。
アルバート(牡6、美浦・堀宣行厩舎)も見逃せない1頭だ。ステイヤーズS連覇やダイヤモンドS勝利、天皇賞(春)5着とステイヤーとしての実績は十分。その点を考えれば距離に不安も感じられるが、中山コースは本質的に得意としており対応は十分に可能だろう。今年のダイヤモンドSで見せた瞬発力を発揮できれば怖い存在となりそうだ。
他にも重賞3勝の実力馬ルージュバック(牝5、美浦・大竹正博厩舎)や、今年の中山金杯の覇者ツクバアズマオー(牡6、美浦・尾形充弘厩舎)。再びオープンに上がってきたブラックバゴ(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)や、自力上位のデニムアンドルビー(牝7、栗東・角居勝彦厩舎)など秋の主役候補が続々と出走を表明している。
果たして中長距離G1路線を占う上で重要なレースを制するのは誰だ? 天皇賞(秋)の優先出走権も与えられる注目のオールカマー(G2)は、24日(日)15時45分出走予定だ。