武豊騎手が京都大賞典(G2)で大記録達成へ「原点回帰」。30年前、若き天才が重賞初勝利を飾った「数奇な運命」とは
この記録を武豊騎手も意識しており、自身が連載する『日刊大衆』のコラムでは「同一JRA重賞V8を達成した縁起の良いレースですから、本格的な秋競馬に向けて、リスタートにはこれ以上ない、最高の舞台」と意気込みを新たにしているようだ。
同時に、武豊騎手は現在JRAのG2・99勝と100勝の大台にリーチが掛かっている状態。実はそのリーチを掛けたのが、キタサンブラックと飾った昨年の京都大賞典の勝利。言い換えれば、今回の挑戦でちょうど1年前となる。
あれから1年でG1を3勝し、G3も7勝しながら、何故かG2勝利には恵まれていない武豊騎手。「男馬相手でもやれる」と相棒を評価する武豊騎手だが、あの時のトウカイローマンと同じく牡馬を蹴散らし、新たな記録達成といきたいところだろう。