元JRA馬が「世界最高賞金レース」に登場! 上り調子でまさかの「日本馬初代王者」もある?
14日、芝のレースとしては世界最高賞金額を誇るザ・エベレスト(芝1200m)が開催される。
今年から新設されたザ・エベレストには、これまで賞金総額が最高額だった凱旋門賞(仏・G1)を上回る総賞金1000万豪ドル(約8.8億円)が設定されている。この高額賞金は、「12枠」ある出走枠を各陣営が60万豪ドル(約5400万円)で購入することで賄われ、さらなる不足分は馬券の売り上げ、放送権、各種スポンサー料などで補われるという。
「この出走枠の買い取りは世界最高賞金額であるペガサスWC(ダート・1800m)と同じです。同レースは今年、カリフォルニアクローム、アロゲートなど世界最高レベルの競走馬が揃い、前身であったレースの約5倍の約1568万ドルの売り上げを記録したして成功を収めたよう。ですがペガサスWCの注目度の高さは、高額な賞金総額もさることながら、この新旧世界最強対決があったのは確かです。そのため、出走馬の知名度が劣るザ・エベレストが、ペガサスWCの売り上げにどれだけ迫れるかも注目されています」(記者)
もし、ザ・エベレストがペガサスWCに匹敵する売り上げを記録すれば、このような特殊なシステムを持つ高額賞金のレースがさらに増えることになるかもしれない。今後の競馬界において試金石ともなるこのレースに今年、日本からオーストラリアへ移籍したブレイブスマッシュ(牡5=8月新シーズンの豪表記に準じる)が参戦予定だ。