元JRA馬が「世界最高賞金レース」に登場! 上り調子でまさかの「日本馬初代王者」もある?
同馬は日本では、横山典弘騎手が主戦騎手を務め、サウジアラビアRC(G3)の初代王者に輝くなど活躍。だが、以降は伸び悩み、好走するも勝ちきれない競馬を続けていた。そして今年の3月、ブレイブスマッシュはオーストラリアンブラッドストック社に購入され、豪州の名門・D.ウィアー厩舎に移籍。この厩舎には日経賞(G2)を勝利したアドマイヤデウス、重賞2勝をあげたトーセンスターダムらも所属している。
移籍したブレイブスマッシュは、これまでオーストラリアで1200mのレースに3回出走。8月19日の初戦こそ2着に破れたものの、次走の準重賞ベンディゴバンクSを快勝、3戦目テスタロッサS(準重賞)では僅差の2着に入るなど、好成績を残している。
「事前のオッズでは1番人気は、GI・2勝をあげているシーウィルレイン。ブレイブスマッシュは9人気前後にとどまっているようです。しかし、同馬には英国でリーディングジョッキーを獲得したこともあるJ.スペンサー騎手が騎乗予定とのこと。移籍後は上がり調子のようですし、もしかしたら日本産馬が初代王者になる可能性も捨てきれませんよ」(競馬誌ライター)
ザ・エベレストの1着賞金は日本円にして約5億円。ブレイブスマッシュは海の向こうで大輪の花を咲かせることができるのだろうか?