皐月賞馬アルアイン「菊花賞仕様」に思う”最強”調教師は、馬を「変える」池江泰寿か「変えない」藤沢和雄か……東西トップトレーナー「超一流の流儀」
だが、希望もある。何故なら池江調教師は、昨年のサトノダイヤモンドに関しても「わからない」と話していたからだ。
池江厩舎から出走する3頭は今年も3000mを克服する「菊花賞仕様」に仕上げられることだろう。陣営も「ウチのモットーは挑戦。今回も遺伝子的には限界のある馬だけど、いろいろ工夫すればこなせるはず。そのために菊花賞を挑戦する」とヤル気は充分だ。ましてやアルアインには、昨年サトノダイヤモンドを導いたC.ルメール騎手が騎乗する、いわばデフェンディングチャンピオン・コンビである。
現役最強調教師は「変えない」藤沢和雄か、「変える」池江泰寿か――。まずは、今週末の菊花賞で池江調教師が、その”厩舎力”を見せつけるはずだ。