リスグラシュー「武豊→福永祐一」に潜む”大リスク”……アノ馬への「怨念騎乗」で悩めるトップ騎手が覚醒か
11月12日に開催されるエリザベス女王杯(G1)。その中でも「鞍上」に注目が集まっていたのが、秋華賞2着のリスグラシュー(牝3 栗東・矢作厩舎)だ。
これまで主戦だった武豊騎手が、今回は今年で引退となるスマートレイアーに騎乗するということで、鞍上が空転。ルメール・デムーロコンビを筆頭に有力騎手の多くはすでにお手馬が決まっている状況で、誰が鞍上になるのかが注目されていた。
そして25日、鞍上が正式決定。福永祐一騎手だ。
福永騎手といえば、シーザリオやエピファネイアなど、リスグラシューと同じキャロットファーム所有馬の有力馬に数多く騎乗してきた歴史がある。今回白羽の矢が立ったことにも納得がいく。
牝馬クラシックを完走、桜花賞と秋華賞で2着となったリスグラシューに騎乗できるのは、福永騎手にとっては大きなチャンスなのは間違いない。ただ、今回の騎乗には「大きなリスク」もつきまとう。
「武豊騎手が中心となって騎乗したリスグラシューは、これまで掲示板を外したことがない堅実派。馬券を外したのもオークス5着のみと安定感がウリです。これもまた、武騎手の手腕は大きいでしょう。
もし仮にテン乗りの今回、福永騎手が掲示板外に飛ぶようなことがあれば、福永騎手に対するキャロットファームの信頼も失墜するでしょう。長い付き合いが切られる可能性もゼロではありません」(記者)