最強キタサンブラック「凱旋門賞で見たかった」の声が殺到!盟友サトノクラウンとの「夢のタッグ挑戦」が消え、ファン悶絶……
また、今回の天皇賞・秋を見て、再び数多くのファンから”再燃”しているのが、キタサンブラックとサトノクラウンによる「凱旋門賞挑戦を見たかった」という意見だ。
この春、キタサンブラックには凱旋門賞挑戦のプランもあったが、宝塚記念の敗戦により白紙となった。さらに、その宝塚記念を勝ったサトノクラウンにも堀宣行調教師から、凱旋門賞挑戦を匂わせる発言があったものの、結局同じサトノ軍団のサトノダイヤモンドが挑むこととなった経緯がある。
お互いに凱旋門賞挑戦の可能性が確かにあっただけに、ファンとしてはそれが夢に終わってしまったことが惜しく、今回の重馬場での死闘を見せつけられ、ますますその思いに拍車が掛かったということだ。
ちなみに今回の天皇賞・秋の勝ち時計2:08.3は、同レースが2000mに短縮された1984年以降で最も遅い勝ち時計だった。
したがって同時に、ディープインパクトの勝ち時計を更新するレコードで天皇賞・春を勝ったキタサンブラックは「最も速い天皇賞」と「最も遅い天皇賞」を勝った馬であるといえる。その馬場コンディションを選ばない圧倒的なパフォーマンスは、本馬が競馬史を彩る歴代最強馬と間違いなく比肩したといえるだろう。
だからこそ、あとジャパンCと有馬記念の2戦で、その走りが見納めになってしまうことが本当に惜しい。キタサンブラックによる凱旋門賞制覇の夢は、その産駒に託された。