ディープインパクト産駒「英国」支配も近い!? 日本産初の英国G1制覇達成
世界的名手からも”お墨付き”を得て、レースでは1番人気に支持されていたサクソンウォリアーはスタートから快調に飛ばして先頭集団をキープ。レース終盤にトップに立ち、このまま押し切るかと思いきや、大外から快足を飛ばしてきた3番人気のロアリングライオンに並びかけられてしまう。レースは2頭の叩き合いとなり、一時はロアリングライオンがトップに躍り出るも、そこからさらに二の足を見せたサクソンウォリアーが抜き返してトップでゴール板を駆け抜けた。ムーア騎手が選ばなかったザペンタゴンは3着に終わっている。
管理するA・オブライエン調教師はムーア騎手が英2000ギニーでも問題ないと話したとして、「そこから始動して先に進もうと思う」と次走予定を打ち明け、さらに「彼は血統的にスタミナ豊富だからね」と、今後は照準をダービーに定めていると示唆した。サクソンウォリアーは今回の勝利で、英ダービーの前売りでは1番人気に支持されたようだ。
日本産のディープインパクト産駒は、サクソンウォリアー以外ではフランス準重テュレンヌ賞を勝利したアキヒロ、重賞の壁に跳ね返されてはいるものの素質は評価されているセプテンバーなどがいる。海外で活躍するディープインパクト産駒が今後も増えるのかもしれない。