【ファンタジーS(G3)展望】2歳牝馬がしのぎを削る、年末へとつながる前哨戦を制するのは?
前走で2勝目をあげているペイシャルアス(牝2、栗東・坂口厩舎)も楽しみな存在。新馬戦こそマイル戦へと出走し5着と敗れたが、1200m戦へと路線を変更してからは安定したレースを見せている。初めての重賞挑戦となった小倉2歳S(G3)は得意の1200m戦で6着に敗れているが、慣れない後方からのレースだっただけに参考外にして問題ないだろう。実際に前走のカンナS(OP)では小倉2歳S(G3)で先着を許しこのレースで圧倒的な人気となっていたヴァイザーを完封している。今回は新馬戦以来の1200m以外のレースとなるが、距離延長に対応することができれば重賞となるここでも上位争いに絡めるかもしれない。
この他にも小倉2歳S(G3)で1番人気となったが人気を裏切ってしまったモズスーパーフレア(牝2、栗東・音無厩舎)が、休み明けのレースでどこまで立て直すことができているか、前走のもみじS(OP)で同じコースを経験していることが強みとなりそうなアーデルワイゼ(牝2、栗東・池添厩舎)は、騎乗予定の萩野(極)騎手にとって重賞初制覇となるか、というところだ。
阪神JF(G1)を目指す各馬にとって負けることができないレースとなるが、どの馬が勝っても重賞初制覇となるだけに実力拮抗の白熱したレースとなるだろう。そんな注目のレースは3日(金)15時35分に京都競馬場で発走予定となっている。