M.デムーロ「最強神話」モズカッチャンには通じず!? JRA・G1「8戦連続3着以内」と日曜重賞「7週連続3着以内」もあの”呪い”が……
前走の秋華賞では最後の直線で先頭に立ち、そのまま押し切りに掛かるも、ディアドラとリスグラシューの末脚に屈して3着。だが、実は1、2コーナーで右前脚を落鉄する不利があった。レース後、デムーロ騎手も「今日はツイてなかった」と悔しがったが、ダメージはなく、その後も順調に調整されているようだ。
1週前追い切りとなった1日には栗東の坂路で4ハロンを54.4秒、ラスト12.7秒を記録。それだけでなく、5日にも同じコースで53.9秒、ラスト12.1秒と意欲的な追い切り。陣営も「秋華賞よりも、さらに状態が良くなって驚いている」と本馬のタフさに舌を巻いているようだ。
もともと女王ソウルスターリングに迫った春のオークス(G1)でも、昨年12月末のデビューから6戦目。毎月出走し、叩かれて叩かれて調子を上げていくタイプだ。
昨年から春にかけてもデビュー戦で6着に敗れ、2走目で3着、3走目の初勝利から3連勝で一気にクラシック戦線に乗っただけに、この秋もローズS(G2)7着、秋華賞3着と上昇カーブを描いていることは明らかだ。
ただ、果たしてモズカッチャンは「本当にデムーロ騎手と手が合っているのか」ということに対しては、まだ疑問が残っている。
というもの先述した通り、ここ最近のデムーロ騎手の「日曜日の重賞」は[5.3.1.1]と驚異的な結果が出ているが、実はモズカッチャンが[0.0.1.1]と1頭だけで足を引っ張っている状況だからだ。
「デムーロ騎手の日曜日の強さが、すでに理論では説明できない”オカルト”の世界ですので重箱の隅を突くような話ですが、もしもデムーロ騎手がモズカッチャンに乗っていなければ『日曜日の重賞』は[5.3.0.0]で連対率100%のパーフェクト・サンデー・ミルコでしたからね。
オカルトついでに言うと、この馬はもともと和田竜二騎手が主戦を務め、乗り替わりの際は競馬界だけでなく、競馬ファンの間でも大きな騒動になりました。もしかしたら、そんな”呪い”のようなものがあるのかもしれません。
とはいえ、この世界は『勝てば官軍』というところがあるので、デムーロ騎手が勝ってしまえば色々と丸く収まるはず。呪いが勝つか、デムーロ騎手の神通力が勝つか、見物ですよ」(競馬ライター)