池江泰寿厩舎「有力馬全滅」でリーディング陥落の危機!? 凱旋門賞大敗に続き「大手1口馬主クラブ」が全面撤退……
先月、競馬サークル内でちょっとした騒ぎがあった。現在リーディング首位を走る関西の池江泰寿厩舎から、所属馬が次々と転厩されるという事態が発生したのだ。
急遽転厩を行ったのは、1口馬主の『ロードホースクラブ』。2013年の年度代表馬ロードカナロアや2001年のオークス馬レディパステルなどが所属し、「ロード」や「レディ」の冠名でお馴染みの大手だ。
池江厩舎には、重賞2勝を上げたレディアルバローザのディープインパクト産駒など『ロード』の良血馬が所属していたが、先月中に軒並み撤退。すべて他厩舎へ転厩し、現在ロードホースクラブの所有馬で池江厩舎の馬は1頭もいない状況となっている。聞くところによると、どうやらオーナーサイドと厩舎側でひと悶着あったようだ。
「どうやら所属馬の外厩先で揉めたようです。池江厩舎は基本的に信楽の吉澤ステーブルを多用していますが、逆にロードホースクラブは山元のグリーンウッドを使いたかった模様。どちらも譲らず口論になったとか……。結局、馬に悪影響が出たためロードホースクラブ側が池江厩舎からの全面撤退を決めたようですよ」(競馬記者)
池江厩舎といえば、何といっても2011年の三冠馬オルフェーヴルが有名だが、近年は社台グループとの連携を強化しながら、「サトノ軍団」(現サトミホースカンパニー)の総帥・里見治氏と蜜月関係を結ぶなど、数多の超良血馬を抱える人気厩舎。そのため今回のロードホースクラブの撤退は痛いに違いないが、深刻なダメージにはならないと見られている。
だが本件も含め、最近の池江泰寿厩舎はどうも流れが良くない。