チャンピオンズカップ(G1)武豊アウォーディー「衰え説」を否定!? 「絶好調宣言」の陣営が大器テイエムジンソクを歓迎する理由とは
昨年の1番人気馬アウォーディー(牡7歳、栗東・松永幹夫厩舎)に、かつてのような勢いが感じられない。
昨年のチャンピオンズC(G1)ではサウンドトゥルーに差し切りを許し、ダート転向後負けなしだった連勝劇が「6」でストップした。その後、日本競馬を代表してドバイワールドカップ(G1)に挑むなど果敢なチャレンジがあったものの、1年間「未勝利」の状況が続いている。
それも徐々に、内容が悪化しているように映るのも深刻だ。
最後の直線で一度は抜け出したものの、ソラを使って敗れた昨年のチャンピオンズC。伏兵アポロケンタッキー激走を許した東京大賞典(G1)。そして世界の強豪に食い下がったドバイワールドカップの5着敗戦までは、まだ王者としての貫禄があった。
しかし、2走前の帝王賞(G1)ではダート転向後、国内では初となる3着に敗れたばかりか、勝ったケイティブレイブはともかく、2着馬クリソライトを捉え切れなかった内容は物足りない。
帰国後の初戦となったため、コンディションが今一歩だったことも敗因に挙げられているが、本馬が自分よりも前を走っている馬に追いつけなかったのは、ダート転向後これが初めてだった。