有馬記念(G1)は牝馬祭り!? キタサンブラック撃破を虎視眈々と狙う「女王候補4頭」に熱視線
ファン投票では20位だったルージュバックも見逃せない。同馬は「お手馬がいない」といわれる戸崎圭太騎手が、唯一乗り続ける競走馬として知られていた。だが、G3、G2では勝利を収めるもG1では勝利をおさめることはできず、今年のヴィクトリアマイルで10着と惨敗したのを機にコンビが解消された。
秋の初戦が乗り替わり1戦目となったルージュバックは北村宏司騎手を背にオールカマー(G2)に出走。好位からの競馬を見せて約1年ぶりに勝利をあげ、復活を印象づけた。次走のエリザベス女王杯(G1)では世界No.1との呼び声高いR.ムーア騎手と向かい9着と惨敗しているものの、有馬記念には再び相性がいい北村騎手で挑むという。牡馬を相手に復活勝利のコンビが、大舞台で金星をあげられるかが注目される。
昨年のエリザベス女王杯覇者クイーンズリングも虎視眈々と勝利をうかがう。今年は、阪神牝馬Sで15着、ヴィクトリアマイルで6着、府中牝馬Sで4着、エリザベス女王杯も7着と昨年の女王に輝いた走りを見せることができていない。
だが、前走のエリザベス女王杯からこれまで主戦を務めていたM.デムーロ騎手とコンビを解消。有馬記念には今年は200勝の大台も視野に入るC.ルメール騎手と新タッグを組んで挑むこととなった。昨年、ルメール騎手はサトノダイヤモンドを勝利に導いている。元女王が名騎手の手で復活なるか注目が集まる。