JRA藤田菜七子「飛躍」の2017年。「未成年飲酒騒動」に揉まれながらも、女性騎手最多勝を更新。今年「勝ち星倍増」に至った陰に”師”の支え
そんな藤田菜七子騎手にとって、来年は「勝負の年」になるはずだ。
今年12月には、リーディング上位で活躍する戸崎圭太騎手や内田博幸騎手と同じ中村剛士氏とエージェント契約。勝ち星こそ1勝を上積みしただけだが、今年16回の2着の内、6回を12月だけで記録するなど騎乗馬の向上は明らか。1つ歯車が噛み合えば、一気に勝ち星を量産する可能性を秘めて3年目のシーズンを迎えることになりそうだ。
日ごろから常々「女性騎手としての記録はもちろん嬉しいですが、男性騎手と同じように見られることが目標」と話す藤田菜七子騎手。今年でJRA通算20勝に到達しており、順調に行けば、来年には既定の31勝をクリアして「G1」でその雄姿を見られる機会が生まれるかもしれない。