東海S(G2)テイエムジンソク「鞍上交代」は? ウワサされる「外国人騎手偏重」の流れと、名物オーナーの「信念」と「信頼」関係
今年最初のG1フェブラリーSの前哨戦として、21日に中京競馬場で開催される東海S(G2)。今年は人気を二分しそうなアポロケンタッキーが川崎記念(G1)に回ったことで、テイエムジンソク(牡6歳、栗東・木原一良厩舎)が一本被りの人気となりそうだ。
日本最大級の競馬ポータルサイトとなる『netkeiba.com』の事前予想でも、単勝1.5倍と抜けた人気が予想されているテイエムジンソク。
特に、昨春に古川吉洋騎手との新コンビが結成されてからは、6戦4勝2着2回とパーフェクト連対を継続中。前走のチャンピオンズC(G1)では最後の最後でゴールドドリームの追撃に屈したものの、コパノリッキーを抑えての2着は充実ぶりを物語っている。
1997年の阪神3歳牝馬S(現、阪神ジュベナイルF)から約20年ぶりのG1制覇を惜しくも逃した古川騎手も「G1で足りることが十分にわかった」と、さらに自信を深めている様子。メンバーの落ちるココは待望のG1制覇に向け、負けることのできない「確勝級」の存在と述べても過言ではないだろう。来たるフェブラリーSでは、再びゴールドドリームとの一騎打ちとなるのだろうか。
ただ、その一方でテイエムジンソクが活躍すればするほど囁かれているのが、その「鞍上交代」の可能性だ。
外国人騎手を始めとしたトップジョッキーが偏重され、G1級の有力馬でも、いとも簡単に乗り替わりが頻発する昨今の競馬界。実際に昨年のチャンピオンズCでも、出走馬の半数以上が近3走以内に乗り替わりのあった馬だった。