JRA浜中俊騎手「復活」へ”芦毛の怪物”が戦線復帰! ミッキースワローを子供扱いした昨春ダービー候補の「状態」は
昨春の京都新聞杯(G2)は勝負所でやや狭くなる苦しい展開も、最後の直線で外から上がり最速の末脚で突き抜けたプラチナムバレット。
レース後、浜中騎手も「大人びていて自在性があり、注文のつかない馬です。1戦ごとに強くなっています。ダービーでも走ってくれると思います」と手放しで絶賛。日本ダービーに向け、有力候補が登場したと思われた。
だがレース後、骨折が判明。長期休養を強いられてシーズンを棒に振ってしまった。
「京都新聞杯で2着に負かしたサトノクロニクルは、昨年12月のチャレンジC(G3)で重賞初制覇。暮れの有馬記念(G1)にも出走を果たしています。さらに、このレースにはセントライト記念(G2)を勝ち、先週のAJCC(G2)でも1番人気で2着したミッキースワローも参戦しており、決してレベルの低いレースではありませんでした。
その上、プラチナムバレットもスムーズなレースで勝ったというわけではなく、昨春の段階ではライバルよりも一枚上手といった印象でした。故障の影響でブランクはあると思いますが、サトノクロニクルやミッキースワローを物差しにすれば、”出世レース”を制した本馬が古馬王道路線で活躍しても不思議ではないですね」(競馬ライター)
となると今回のポイントは、やはり約9カ月ぶりとなるブランクか。
しかし、復帰に向けてじっくり乗り込んだ分、状態は決して悪くない。1週前追い切りでは浜中騎手自らが跨り、栗東のCウッドコースを6ハロン78.0秒、ラスト11.6秒と素晴らしい伸びを見せた。