ゴールドアクター「検査結果」に浮き彫りの深刻度……レース直前「異変」を察した武豊騎手がアドバイスを求めた「人物」とは
実際に武豊騎手は24日、自らの公式サイトを通じて改めてAJCC(G2)を振り返っており、「返し馬の段階で乗り心地の悪さを感じ、吉田隼人君に『元々こういう(歩様の)馬なの?』と確認したほどでした」と事前にゴールドアクターへの違和感を察知していたようだ。
「陣営としては、わざわざ武豊騎手を手配してこの結果は『最悪』と述べざるを得ませんが、冷静な判断ができる経験豊富な騎手を起用したことが、結果的にゴールドアクターの故障を未然に防いだという見方もできるのかもしれません。
また、武豊騎手が頼ったように、たまたま元主戦の吉田隼人騎手が同じレースに参加していたことも、不幸中の幸いだったように思います。
吉田騎手が具体的に何と答えたのかはわかりませんが、武豊騎手が後日名前を出して記載しているということは、その発言が武豊騎手の”レース放棄”の判断材料の1つになったということなのかも。仮にコンマ1秒でも早い判断につながったのであれば、ゴールドアクターは武豊騎手だけでなく、吉田騎手のファインプレーにも救われたのかもしれませんね」(同)
実はゴールドアクターはAJCCでの右前肢だけでなく、昨夏の休養中に左後肢を痛めている。メディア発表では脚部不安となっていたが、実はそれが約7カ月のブランクを生んだ最大の原因だった。