M.デムーロ「京都2200m」重賞5連勝なるか? 今年・重賞騎乗オール「重賞未勝利馬」にもかかわらず、すべて「2番人気以内」の異常

 先週の東京新聞杯(G3)でリスグラシューが牡馬を蹴散らし優勝したことで、改めてそのレベルの高さを証明した4歳牝馬。今週の京都記念(G2)は、昨年のダービー馬レイデオロを筆頭に「4歳No.1決定戦」と位置付けられているが、今週も「牝馬」が同世代の牡馬を蹴散らすのだろうか。

 昨年のエリザベス女王杯(G1)を制したモズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)には同距離同舞台でG1勝ちの実績があるだけに、秋華賞馬ディアドラよりもさらに高い期待が集まっているようだ。

 特に、主戦のM.デムーロ騎手は年が明けても絶好調。騎乗停止により出遅れたが、すでに日経新春杯(G2)とAJCC(G2)を連勝するなど重賞2勝。現在15勝を上げ、あっさりとリーディング首位の座に君臨している。

 そしてモズカッチャンにとって、何よりも頼もしいのがデムーロ騎手の「京都2200m重賞」の成績だ。

 現在、JRAにおける京都2200mの重賞は、この京都記念の他に京都新聞杯(G2)とエリザベス女王杯(G1)があるが、デムーロ騎手は現在「騎乗機会4連勝中」と、まさに無類の勝負強さを誇っている。

 サトノクラウンとのコンビで挑んだ2016年の京都記念で前走・天皇賞・秋(G1)17着からの復活勝利を上げると、その年のエリザベス女王杯(G1)もクイーンズリングで勝利。さらに昨年の京都記念でダービー馬マカヒキを下して人馬共に連覇を達成すると、エリザベス女王杯でモズカッチャンを初G1制覇に導いている。

 この間、京都新聞杯には騎乗していないが、京都2200mの重賞はデムーロ騎手にとって「乗れば勝つ」という最高の舞台になっている。

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