ゴールドドリーム×R.ムーア騎手の鞍上ゴタゴタ「原因」は世界最強厩舎!? 遅すぎた「電撃参戦」発表の裏側


 ムーア騎手、そしてオブライエン厩舎が主戦場にしている欧州競馬は、基本的に3月から11月末までがシーズン。一見、ムーア騎手のフェブラリーS参戦は影響がなさそうな気もするが、記者の話では主戦契約を結んでいるプライドのようなものがあるようだ。

 確かにいくら主要レースの開催がないオフシーズンとはいえ、主戦契約を結んでいる騎手にホイホイ日本に行かれては立つ瀬がないという事情はわからなくもない。その結果、思わず”意地悪”をすることもあるのだろうか……。

 実際に昨年のジャパンC(G1)でムーア騎手は当初、サトノクラウンに騎乗する予定だった。

 前年の香港ヴァーズ(G1)で、ムーア騎手が騎乗していた世界王者ハイランドリールを破って優勝したのがサトノクラウンであり、その当時からムーア騎手は本馬にベタ惚れだったという。来日した際も「海外でもこの馬をいつも気に掛けていた」と周囲の関係者に漏らしていたほどだ。

 しかし、そこに急遽ジャパンC参戦を表明したのが、オブライエン厩舎の外国馬アイダホだった。契約上、ムーア騎手は本馬に騎乗しなければならなかったが「セカンドジョッキーじゃダメなのか!」と相当渋っていたという。レースで乗れないにもかかわらず、自ら志願してサトノクラウンの追い切りに騎乗するほど未練タラタラだった。

「昨年のジャパンC当初は、日本の競馬関係者も『仕方がない』という向きでしたが、これが後々『オブライエン厩舎の嫌がらせではないか』という見方に……。ムーア騎手の来日と共にゴールドドリームの鞍上発表をギリギリまで引っ張ったのも、思わぬ”アクシデント”を警戒してとのウワサです」(同)

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