JRA三浦皇成騎手の「大胆騎乗」に称賛の嵐! 伏兵インカンテーションで惜しい3着も、悲願のG1獲りへ見えた「課題」

※画像:『競馬つらつら』より

 その2年後の安田記念。今回の三浦騎手と同じく、6番人気の伏兵を3着に導いた内田騎手の姿があった。騎乗したフィエロはレース当日にC.ルメール騎手が落馬負傷したため、急遽巡ってきた馬。土壇場での”ピンチヒッター”としては「上々の結果」と言えたがレース後、内田騎手は人目もはばからず感情を露にした。

「ダメだ、3着じゃあ!」

 あれから2年。4年ぶりのG1制覇を掴み取った男は「結果が出ずに悔しいレースが続いている時、厩舎の皆さんが工夫しているのを知っていた。『頑張っていれば出来る』ということを示せて嬉しいです」とスタッフを称えて胸を張った。

 その一方でレース後、三浦騎手の騎乗にもネット上を中心にたくさんの称賛が集まった。

「よくやった!」「惜しかったなあ」「人馬共に大ケガを乗り越えて……このコンビ最高だわ」「騎手は完璧に乗った」など、応援したファンの言葉はどれも温かいものだったが、そこにはやはり一抹の悔しさが見え隠れした。

 レース後、最後の直線でのムチの使い過ぎで過怠金処分を受けた三浦騎手。ルールを破ってしまった以上、決して褒められたものではないが、そこにはまたもG1を掴み損ねた男の悔しさが滲み出ているような気がした。

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