「世界No.1ホース」エイシンヒカリと武豊が出陣!!英国伝統のG1プリンスオヴウェールズSで「現役最強」の走り再び!
いよいよ、現在の「世界No.1ホース」エイシンヒカリが出走する英国のプリンスオヴウェールズS(G1)が15日(日本時間15日深夜)に迫ってきた。
今年の凱旋門賞の舞台となるフランスのシャンティイ競馬場で行われた前走のイスパーン賞(G1)で、エイシンヒカリは世界中の競馬関係者の度肝を抜いた。雨で重くなった芝をいつもの逃げではない2番手からの競馬で、後続を10馬身ぶっちぎったのだ。
その圧巻の走りは瞬く間に世界中を駆け巡り、エイシンヒカリは国際競馬統括機関連盟が制定するワールドベストレースホースランキングで129ポンドを獲得。日本競馬にとって史上2度目となる世界単独トップ評価に躍り出た。
昨秋の天皇賞で2番人気に推されながらも9着に敗れたが、年末の香港C(G1)では13頭中9番人気という低評価を跳ね返しての逃げ切り勝ち。それをフロック視されていた前走のイスパーン賞でもまだ4番人気だったが、世界No.1となって迎える今回のプリンスオヴウェールズSではまったく立場が異なる。
また、現地アスコットには先日10日に記録的な豪雨があり、極端な不良馬場を嫌った有力馬が相次いで回避を表明。無論、不良馬場だった前走を10馬身差で圧勝したエイシンヒカリの強さに臆した面もあるだろうが、最終的に2007年以来の6頭立てとなった。
そんなこともあって、海外の主要ブックメーカーがエイシンヒカリに付けた単勝オッズは軒並み1倍台。世界中のファンがエイシンヒカリの勝ち負けではなく「どんな勝ち方をするのか」という視線を送っている。
だが、当然ながら英国でも有数のビッグレース・プリンスオヴウェールズSを勝つのは、そう容易なことではない。実際に昨年は前年の天皇賞・秋(G1)を勝ち、ジャパンC(G1)でも3着したスピルバーグが挑んだが、6着に敗退している。
エイシンヒカリにとって最大の強敵となるのが、昨年のBCターフ(米G1)の覇者ファウンドだ。