桜花賞(G1)「鞍上」決定! 最強「デムルメ」が戸崎圭太騎手の”お下がり”に甘んじる大波乱の予感!?
20日、アネモネS(OP)2着で優先出走権を手にしていたレッドレグナントの鞍上がM.デムーロ騎手に決定したことで、いよいよ4月8日に行われる桜花賞(G1)出走馬の鞍上が固まってきた。
注目は何と言っても2歳女王ラッキーライラックの鞍上・石橋脩騎手だろう。
昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ち、世代の頂点に立った時点から一部のネット上などでは「薄氷のコンビ」と言われている石橋騎手とラッキーライラック。鞍上問題にシビアなサンデーレーシングの所属馬とあって、嘘か真か「負ければ即座に乗り替わり」と囁かれていた。
しかし、単勝1.8倍に支持された前走のチューリップ賞(G2)は好位からあっさりと抜け出してデビュー4連勝。危なげない競馬で女王の貫禄を見せつけた。この結果により、コンビ継続が決定的となった石橋騎手だが、今秋にはラッキーライラックの凱旋門賞(仏G1)挑戦プランが浮上している。
「同じサンデーレーシング所属馬で、かつての3冠馬オルフェーヴルが凱旋門賞に挑戦した際、『(海外での)経験がない』という理由で主戦の池添謙一騎手が降板となった経緯があります。それを踏まえると、やはり石橋騎手も海外遠征を機に”お役御免”となってしまうかも……」(競馬記者)
大本命として迎える桜花賞、そしてオークス(G1)。勝てば勝つほど「別れの時」が近づくだけに、石橋騎手としては複雑な進境での春2冠となりそうだ。
負けられない、いや、負けたくないという思いでは戸崎圭太騎手も、今年の桜花賞に懸ける思いは強いはずだ。