武豊が皐月賞（G1）「逆転の秘策」再現!? ジャンダルムに「距離不安」があるからこそ狙ってみたい理由
編集部
池江調教師も『週刊ギャロップ』（サンケイスポーツ）の取材に「大阪杯ではユーイチ（福永祐一騎手）が、ペルシアンナイトのマイルで見せる切れ味を上手く引き出してくれた。皐月賞ではユタカ（武豊騎手）が何かやってくれるんじゃないかな」とコメント。
昨年のマイルCS（G1）を制したペルシアンナイトを引き合いに出していることからも、ジャンダルムの本質を「マイラー」と考えているようだ。ならば、やはり2000mに世代の超一線級が揃う皐月賞は苦しいのではないだろうか……。
ただ、皐月賞は3歳牡馬クラシックの中でも「速い馬が勝つ」と言われているレースだ。
実際に昨年、池江厩舎はアルアインとペルシアンナイトで皐月賞をワン・ツーゴール。その手腕を如何なく見せつけたが、アルアインとペルシアンナイトに共通していることは「皐月賞まで1600mを中心に使われて、1度も2000mを経験していなかった」ことだ。
つまり池江調教師は「速い馬が勝つ」皐月賞を体現して見せたということである。ちなみに池江厩舎ではないが、3着だったダンビュライトもマイルのサウジアラビアRC（G3）2着という実績があった。
ジャンダルムはすでに2000mを2度経験しているが、重賞勝ちは1600mのデイリー杯2歳S（G2）であり、池江調教師も本質的にはマイラーと考えている可能性が高い。