日本ダービー「平成ベスト5」発表! 武豊の「伝説」を抑えて1位を獲得したのは、やはりあの「快挙」
今週5/27(日)に行なわれる日本ダービー(G1)。平成最後の日本ダービーとなり、どんなレースになるのかファンもホースマンたちも、ワクワクしていることだろう。
さてここでは、平成の時代に繰り広げられた日本ダービーで「これぞ名場面」と思われるレースを5つピックアップしてみた。一味違ったラインナップと内容でご堪能していただきたいと思う。
平成ダービー第1位 ウオッカ、64年ぶりの牝馬制覇達成
「牝馬のわりに馬体が大きい」が入厩前から評判が高かったウオッカ。入厩後、デビュー前でありながら、併せ馬でオープン馬に食い下がり煽っていた。これを見て陣営はすぐにクラシック登録を行ない、ダービーにも登録をしたという。
2006年、男勝りの牝馬のデビュー戦は、鮫島克也騎手が跨り、ハナを切って逃げ切り勝ち。2着との着差は3馬身1/2差。
「あの時のウオッカは、他馬スピードが違いすぎるために、逃げざるを得なかったという話でしたよ。やはりモノが違ったんですね」(競馬記者)
2007年、ウォッカは5戦4勝2着1回の良績で桜花賞を迎える。だが、チューリップ賞で破ったダイワスカーレットに道中脚を使わされて、1馬身1/2差で返討ちに遭う。
「普通であればダービーを諦めオークスに向かうところですよね。谷水雄三オーナーもガックリきてました。しかし角居調教師は、むしろ厳しいレースを経験できたと前向きに捉えていましたね」(同記者)
そして、陣営は日本ダービーに向かうことを決断する。
ダービー当日、ウォッカの単勝人気は3番人気であった。スタートすると四位騎手は中団の後方で追走していく。遅い流れに反応し四位騎手は3コーナーから少しずつ前に進出。直線を向いたところ、馬場の真ん中を走って抜け出す。前を行くアサクサキングスを交わし3馬身差をつけてゴール!前残りの流れを差し切る強い競馬だった。