日本ダービー(G1)「美浦陣営太鼓判」の2頭で一攫千金? 「トライアル覇者」「皐月賞馬券の立役者」
27日(日)に行なわれる日本ダービー(G1)。関東の美浦では、多くの競馬関係者や、通常取材にはあまり来ないマスコミも詰めかけ、さすがダービーウィークだといった雰囲気。近年、関東馬が盛り返しつつあるものの、今年も日本ダービーに出走する関東馬は18頭中6頭で少ない。
だが、美浦のホースマンたちの士気は落ちることなく、張り詰めた空気の中で華やかなムードを楽しんでいるようだ。
さて、美浦からも関係者からの情報が2つ入ってきているのでご紹介したい。
まずは、コズミックフォース(牡3 美浦•国枝栄厩舎)だ。
京成杯(G3)2着、すみれS5着と取りこぼしたが、5日に行なわれたプリンシパルSを勝ち、ダービーへ向かうことが決まった。中2週しかないため、反動はどうだろうか。
「前走から間隔が詰まっているので、中間は疲れを残さないよう調整を主眼に置いたそうです。今週の追い切りはオウケンムーンを追いかける形になりましたが、動きには余裕がありましたし、ラストの反応も良かったですね。関係者は『前走は馬体の張りが少し物足りなかったのですが、それでも押し切ってくれた』と語っていました。
プリンシパルSでは芝2000mをほぼ11秒台の平均ラップで流れ、先行して直線抜け出し。最後はアタマ差を凌いで勝つという強い競馬。馬場が良かったとはいえ走破タイム1分58秒2は優秀です。それでいて現在、動きに余裕があるんですから、厩舎の期待は膨らむ一方ですよ。
また、この馬に期待するところについて『この馬の本格化は夏を越して秋以降と思いますが、皐月賞で上位に来た馬とも接戦していますし、現時点でも力差はない』と厩舎関係者は語り、一線級との対戦は初めてでもヒケは取らないと自信を持っているようです」(競馬記者)
もしプリンシパルS経由の馬が日本ダービーで3着までに入れば、2009年のアントニオバローズ(ダービー3着)以来9年ぶりとなるが、そのジンクスを破るような雰囲気はこの馬にはある。