日本ダービー(G1)「最強1枠」タイムフライヤーが完全復活!? 松田国英調教師「これまでと雲泥の差」惨敗続きの”早熟”疑惑を一蹴!
近年「最強枠」と恐れられている「1枠」に大本命馬ダノンプレミアムが入ったことで、穴党にとっては「今年は静観か……」と、早くも諦めムードさえ漂っている日本ダービー(G1)。だが、述べるまでもなく1枠の枠は「2頭分」存在し、ダノンプレミアムの他にもこの絶好枠をゲットした馬がいる。
「デキに関しては、これまでと雲泥の差だと思ってください」
そう胸を張るのは、「1枠2番」を引き当てたタイムフライヤーを管理する松田国英調教師だ。完全にダノンプレミアムの影に隠れる形となり、まったく存在感のない本馬だが、昨年のホープフルS(G1)を制したれっきとしたG1馬である。
昨年のホープフルSでは鮮やかな大外一気でG1初制覇。後の弥生賞3着馬ジャンダルムに1馬身1/4差をつける完勝劇だっただけでなく、3着のステイフーリッシュが京都新聞杯(G2)を勝ち、4着のサンリヴァルも皐月賞(G1)2着と破ったメンバーも決して弱くはないはずだ。
しかし、期待された今年2戦をまったく良いところなく惨敗。特に単勝1.2倍と確勝を期して挑んだ若葉S(OP)での敗戦は大きな話題となった。さらに前走の皐月賞でも、まだ6番人気とG1馬の底力に期待するファンも少なくなかったが、10着に大敗……今回はさすがに単勝万馬券になってもおかしくない状況だ。
ただ、そんな中でも陣営がまったく希望を捨てていないのは不気味だ。