武豊スマートオーディン「暴走」御し切れず大敗……心配なのは馬よりも「騎乗数激減」レジェンドの「右膝」の状態か
「これについては騎乗数を確保できていないというよりは、自ら絞っている可能性もありますね。というのも、昨秋に調教中に落馬して右膝を痛めた経緯があるからです。
あの時はG1シーズンの真っ只中で、キタサンブラックを始めとした有力馬の騎乗が数多くあったために、武豊騎手も『大丈夫』と強引に復帰しましたが、近くで落馬の様子を見ていた横山典弘騎手は『一つ間違えば騎手生命が終わっていたかも』とコメントしている通り、決して楽観視できる状況ではありませんでした。
武豊騎手も、もう万全を強調していますが、あの負傷から騎乗数が明らかに減っており、今もその影響があるのではないか……。今回のスマートオーディンの騎乗は、そう思わざるを得ない内容でした」(同)
仮にもし膝の影響が今の不調の原因になっているのであれば、やはり一度きっちりと休養を取って立て直すべきだろう。武豊騎手も今年で49歳。晩年の岡部幸雄騎手や安藤勝己騎手がそうしていたように、コンディションを理由に自ら騎乗制限を設けてもいい年齢に達しているはずだ。
本人が公言している「最低60歳まで現役」を達成するためにも、大きな決断の時が迫っているのかもしれない。