宝塚記念(G1)サトノクラウン「回避」可能性高まる!? 「状態不安」のまま出走メリットなく「まるでG2」に現実味、ダイヤモンドも?
本来なら、ここ3戦の内容ではとても期待できない。だが、サトノクラウンに限っては「雨」さえ降れば、途端に現役最強クラスに変身する可能性を秘めているだけに「まだまだ見限れない」というわけだ。ましてや梅雨時期に開催される宝塚記念は、雨に見舞われることが多いレース。ここ10年でも、4年が稍重以上の馬場で行われており”降水確率”は40%だ。
しかし、その上で問題はサトノクラウンが本当に出走してくるのかということだ。
「ドバイから帰国後、状態がそれほど上がって来ていないのが気になります。どうやら休養から帰ってきても歩様に硬さが見られていたようで、調整が少し遅れている状況です。2週前の追い切りでは僚馬のアルバートと併せ馬をしましたが、かなり緩い調整が目立ちました。
陣営も元々、調教駆けするタイプではないので時計面は気にしていないようですが、出走に関しては『オーナーと相談して決めます』と慎重になっている模様です。今後の追い切りの内容が注目されますね」(競馬記者)
今年の宝塚記念は低調なメンバーだけになんとか出てほしいところだが、記者の話では「回避する可能性もある」とのこと。主戦のM.デムーロ騎手は菊花賞馬のキセキを選択し、この馬の鞍上は「未定」といった状況だ。
「仮に出走するのなら、石橋脩騎手が有力視されているようです。近日中には出否も含めて正式に発表される見込みですが……もう一頭の”サトノ”も気になっています」(同)