JRA「G1」は武豊デムルメだけじゃない!? 福永祐一のダービー制覇に、和田竜二のオペラオー追悼、2018年上半期は「第2世代」が大躍進!

「やはり、ジョッキーの花形は注目度の高いG1レースを勝ってこそ。大レースで数々の結果を残し、その名を何度も大きく広めることで武豊騎手のようなスターが誕生する。そういった意味でG1レースを日本騎手がなかなか勝てないことは、競馬界全体にとっても決して歓迎すべき状況とは言えないはずです。上手な外国人騎手にやられっぱなしでは、日本の競馬界の先行きに大きな不安が残ります。

そういった意味でも、今年の上半期に見られた福永騎手ら『第2世代』の活躍は、大きな転機になるかもしれません。もちろんデムーロ騎手も大阪杯を勝ちましたし、ルメール騎手に至ってはG1・3勝とその勝負強さは健在。それでも日本人騎手の活躍が目立った意味は、競馬界にとっても大きいと思います。

順当に行けば、来春には香港No.1として有名なJ.モレイラ騎手が『第3の外国人JRA騎手』として誕生することになると思います。”雷神襲来”に備えて、秋もこの調子で競馬を盛り上げてほしいですね」(競馬記者)

 上記で名を挙げた福永騎手、和田騎手、藤岡佑騎手、岩田騎手の他にもフェブラリーSを勝った内田博幸騎手も約4年ぶりのG1制覇。他にも三浦皇成騎手や石橋脩騎手らの奮闘ぶりは大きな注目を集めた。

 果たして、日本人騎手はこのまま存在感を発揮していけるのだろうか。それとも昨年のように、外国人騎手たちが世界の技術を見せつけるのだろうか。いずれにせよ、今年の上半期のキーワードは「悲願」で間違いないだろう。

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