【レパードS(G3)展望】3度目の正直となるか!? グレートタイムが待望の重賞初制覇に挑む!
ダートレースへ転向してから2連勝中のアドマイヤビクター(牡3、栗東・友道厩舎)はこれからが楽しみな存在。約1年ぶりのレースとなった6月の未勝利戦であったが、ブランクを感じさせない安定のレース運びで快勝。初めてのダートレースへの出走だったが2着馬には4馬身、3着馬には12馬身差と未勝利戦では能力が違っていたようだ。前走の3歳上500万下のレースでも先頭集団に取り付くと、直線では外から楽に抜け出して勝利をあげている。まだダートレースは2戦しか経験していないが、2戦続けての好位からの競馬で最速のアガリを使う勝ちパターンを完成させている。初めての重賞挑戦で相手関係は強化されるが、最後の直線ではまだまだ余裕がありそうだったので、同じ3歳馬との対戦であれば勝利の可能性もあるはずだ。
エングローサー(牡3、栗東・清水厩舎)もダートレースに転向してからの成績が安定している。2走前の3歳500万下のレースでは直線で外目に進路を取ると豪快な末脚で差し切り勝ち。7番人気と低評価だった前走のユニコーンS(G3)は外に進路をとれないと見るや内にコースを切り替え、狭い馬群を割りながら3着に食い込む好走を見せた。末脚が魅力の馬だけに、ダートコースでも直線の長い新潟競馬場でのレースは力を出し切れそう。1800m戦は初めての出走となるため距離への対応がポイントとなりそうだ。
このほか、ユニコーンS(G3)が案外だったグリム(牡3、栗東・野中厩舎)や、近2走は人気を裏切ってしまっているイダペガサス(牡3、美浦・高柳厩舎)などは改めて見直したい。
3歳世代では抜けていたルヴァンスレーヴが不在ながらも、好メンバーが揃った今年のレパードS(G3)。3歳馬にとっては秋だけでなく今後を見据える上で非常に重要な意味を持つレースは5日(日)15時45分新潟競馬場で発走予定である。