JRA新人騎手「今最も金になる若手」の裏に武豊&福永祐一の後押し!? 1年目9勝→今年27勝「単勝万馬券」演出
もう1人は、2年目と新人の川又賢治騎手だ。昨年、競馬学校では最も騎乗技術に優れていた生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞するなど、注目株としてデビュー。すぐに後の重賞ホルダー・マテラスカイと巡り合う幸運もあって、同期で一番乗りとなる初勝利を上げている。
しかし、1年目は9勝と苦戦。それも今年5月には所属していた森秀行厩舎を出てフリーになるなど、さらなる苦戦が予想されたが……。なんと7月だけで7勝を上げる大躍進を遂げ、現在27勝と「乗れる若手」に大変身を遂げている。
先週こそ1勝止まりだったが、それが単勝37.3倍の11番人気によるものと、これだけでも破壊力は抜群だ。先月も13番人気で勝利を上げて、単勝万馬券を演出。今の内に押さえておきたい若手穴騎手No.1といえるだろう。
しかし、この両者の躍進は、どうやら単純に夏を迎えたからというわけではないようだ。
「2人に共通する点は、今夏になって有望なエージェントがついたことですね。荻野騎手のエージェントを務めている坂上玄氏は、小牧太騎手や幸英明騎手らのバレットを務めていた人物。また、川又騎手のエージェントに至っては、武豊騎手や福永祐一騎手のバレットを務めた経歴のある吉井慎一氏と、2人共バレットとしては有名な方です。