3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞(G3)穴は毎日杯2着のアーバンキッドと思いきや、実は同厩の「あの馬」が『超抜』の最終追い切り!
「前走後は、このレースを目標に一旦放牧に出してからまた厩舎に戻しました。馬がしっかりしてきましたし、良くなっています。坂路では動くタイプですし、今日の追い切りは余裕のある動きでした。十分な仕上がりだと思います」
前走のNHKマイルCでは着順こそ9着だが、4着馬とのタイム差はわずか0.2秒差。最後も外から鋭いキレを見せていた。斎藤調教師がそう話していた通り、最終追い切りの坂路での動きは『超抜』。4F54.0-39.6-25.7-12.1秒をという好時計をマークしている。
だが、7番人気という低評価だけに課題もあるようだ。
「ハンデは少し見込まれた感じがしますね。開幕週の馬場なので、あまり後ろからでも厳しいですし、かと言ってある程度ポジションを取りにいくと、(最後の)脚が使えなくなりますからね。その辺りはジョッキー(江田照男騎手)とも相談して考えていきます」
福島は開幕週ということもあって、やはり先行勢に有利な馬場傾向。差してくるなら馬場の良いインコースを通りたいところだが、果たして。
だが、先述したように、こと「状態面」に関しては同厩舎でもストーミーシーに軍配が上がる。6番人気のアーバンキッドと7番人気のストーミーシー。どちらも美味しいところだが、勝負するなら、やはり状態のいいストーミーシーが無難かもしれない。