JRAを「震撼」させたコスモバルク2世VS藤田菜七子「絶賛」の超大物が激突! 出世レース札幌2歳S(G3)に素質馬ズラリ

 なお、鞍上はデビュー戦で手綱を執った岩田康誠騎手がアフランシールに騎乗するため、ウィクトーリアは田辺裕信騎手で挑む。同騎手は本馬の兄ブライトエンブレムで札幌2歳Sを勝利。兄妹制覇なるか。

 もう1頭、ウィクトーリアに負けず劣らずの高い注目を集めている存在が地方から参戦するナイママ(牡2歳、北海道・田部和則厩舎)だ。

 かつて道営馬のコスモバルクでJRAに挑み、中央の名立たる良血馬たちを震え上がらせたマイネル軍団の総帥・岡田繁幸オーナー。毎年、期待の所有馬を英国ダービー(G1)に登録するロマン派だが、今年は”夢物語”で終わらないのかもしれない。

「JRA勢と初対決となった前走のコスモス賞(OP)を完勝。初めての環境の中で結果を残した意味は大きいですね。岡田オーナーはレース前から(2004年の弥生賞(G2)を勝ち、皐月賞(G1)でも1番人気で2着した)『コスモバルク以上』と期待しており、レース後も『だから言ったでしょう』とご機嫌でした。

今年の岡田オーナーの所有馬にはオルフェーヴル×ホエールキャプチャという超良血馬のアルママという馬がいますが、これと対になるナイママと名付けられた本馬への期待は相当ですね。すでにイギリスに渡っていた本馬の父ダノンバラードを、わざわざ買い戻すほどの熱の入れ様。ここで連勝するようなら、来年のクラシック戦線の中心の1頭になるかもしれません」(同)

 他にもM.デムーロ騎手が騎乗するクラージュゲリエや、味のある内容でデビュー戦を飾ったクリスタルバローズ、距離不向きと思われた函館2歳S(G3)で2着したラブミーファインなども、ここで結果を残せば一気にクラシック戦線に浮上できる存在。

 かつてロジユニヴァースやアドマイアヤムーン、ジャングルポケットなどのG1馬が勝利した2歳戦屈指の出世レースが、例年以上の熱を帯びてきた。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 11:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS