JRAハーツクライ産駒が「米ダートG1制覇」の衝撃……すでに「種牡馬入り濃厚」

 3歳時(2017年)のヨシダは4戦目の7月ベルモントダービー招待S(G1、芝2000メートル)でG1に初挑戦したが5着。しかし、秋10月ベルモントのヒルプリンスS(G3、芝1800メートル)で重賞初制覇と着実な成長を見せた。そして今年5月ターフクラシックSでG1初制覇。同日、イギリスでディープインパクト産駒の日本生産馬(ノーザンファーム生産)、サクソンウォリアー(牡3歳)がニューマーケットの英2000ギニー(G1、芝1600メートル)を制したことも話題になった。

 ヨシダはターフクラシックS後、6月アスコットのクイーンアンS(G1、芝直線1600メートル)でイギリス遠征して15頭立ての5着と健闘。しかし続くサラトガのフォースターデイヴH(G1、芝1600メートル)は1番人気ながら6頭立ての5着に凡走。これが今回ダートのG1挑戦につながったのだろう。結果は大正解だった。

 サクソンウォリアーの英2000ギニー、スタディオブマン(父ディープインパクト、牡3歳)の仏ダービー、そしてヨシダのターフクラシックSとウッドワードS。今年はサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が続々と海外G1を制している。ディープインパクトに続きハーツクライの海外での評価が高まることも必至。ディープインパクト同様、海外から良血花嫁が送り込まれてくるかもしれない。

 先の話になるがヨシダ自身の米国での種牡馬入りも濃厚。どんな産駒を出してくれるのか夢も膨らむ。将来の話はともかくヨシダの今後のレースに注目だ。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 5:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS