JRA「2歳王者」ダノンプレミアム妹いよいよ登場! 高野友和厩舎ファンディーナの「トラウマ」払拭へ超大物牝馬デビュー

 まだまだ幼さを残しているだけに、高野調教師を始めとした陣営からは慎重なコメントが聞かれる。だが、鞍上にM.デムーロ騎手を配したということは、やはり期待あってこそ。今年のオークス(G1)2着馬リリーノーブルの半弟となるエクザルフなど、相手も揃った感があるが興味深い一戦となりそうだ。

 今年7月、昨年の皐月賞で1番人気に推されるなど、厩舎の大きな期待を背負った牝馬のファンディーナが右腸骨の骨折で引退した。

「これからの人生で、後悔の感情が心の奥底にずっと残りそう。本当に申し訳ない思いです」

 その際、高野調教師はその才能を開花させてやることができなかったことを心から悔いていた。ショウナンパンドラでジャパンC(G1)を勝つなど、ここ5年連続重賞勝ちを収めている腕利きをもってしても、ファンディーナは特別な存在だったようだ。

 競馬の”借り”は、競馬でしか返せない。まだまだ粗削りだが、プレミアムギフトの飛びの大きな雄大なフットワークは「ファンディーナを彷彿とさせるところがある」とは関係者の話だ。今度こそ「第二のショウナンパンドラ」を目指し、厩舎の期待馬が初陣を迎える。

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