JRA秋は「超一流」外国人騎手だらけ!? C.デムーロ、R.ムーア、H.ボウマン……日本人騎手「悪夢」の”黒船ラッシュ”再び
今回が初の日本参戦となるマーフィー騎手はまだ23歳と若手の存在だが、その師は世界最高の調教師の1人に数えられるA.オブライエン。デビュー2年目で英国の見習い騎手リーディングに輝くと、ここ2年でも年間100勝を突破。今年も英国リーディングを争う存在に成長している。
また、この春のドバイターフ(G1)ではベンバトルに騎乗し、日本のヴィブロス、リアルスティール、ディアドラといったG1馬を撃破。現在、G1・3連勝中で世界最強の中距離馬といわれているロアリングライオンの主戦騎手を任されるなど、その名はすでに日本にも轟いており日本初参戦から大きな活躍が期待される存在だ。
「ビュイック騎手も、マーフィー騎手も『ずっと日本で乗りたかった』と語っている通り、今や日本競馬は世界中の外国人騎手にとって憧れの的です。競馬のレベルも然ることながら、世界最高峰となる賞金の高さ、そして来日したすべての外国人騎手が口を揃える環境面での充実。外国人騎手からすれば『日本はパラダイスだ』という話はよく聞きますよ。
そして日本に参戦した外国人騎手が、そういった”良い思い出”を自国に持ち帰り、仲間の騎手に話すというわけですから、そりゃあ日本競馬の評価が上がるのも当然でしょう。最大の欠点だった世界的な立地の悪さも、近年は隣国の香港競馬が急速な発展を遂げたおかげで、香港→日本と”ハシゴ”する外国人騎手も増えていますね。
あと、日本の競馬ファンにはM.デムーロ騎手の弟として知られるC.デムーロ騎手の参戦も最近囁かれるようになりましたね。どうやら今月末の天皇賞・秋(G1)あたりからの来日が濃厚だとか。
まだウワサの域ですが、世界的な評価は兄以上の騎手。昨年は日本でもタイムフライヤーでホープフルS(G1)を勝つなど大活躍していますし、来日すれば活躍は間違いないでしょう」(競馬記者)
さらに記者の話によると、今夏に日本初参戦を果たしたB.アブドゥラ騎手も12月から再来日する見通しが高まっているようだ。
現在27歳ながらニューサウスウェールズ州でリーディング首位に立つなど「豪州の若手No.1騎手」と評されるアブドゥラ騎手。前回の参戦で、日本の競馬関係者の評価も急上昇しており、今後ますます有力馬が集まる可能性も高い。
さらに日本でもお馴染みとなったH.ボウマン騎手は、すでにシュヴァルグランとのコンビでジャパンC(G1)連覇を狙うことが決定的。短期免許で参戦するたびに大レースを勝ちまくる世界最強R.ムーア騎手の再来日も濃厚だ。