JRA栗東関係者「秋華賞(G1)耳より情報」大公開! アーモンドアイの牙城を崩すのは……
そしてこちらもテン乗りとなるのが、武豊騎手が騎乗するカンタービレ(中竹和也厩舎)だ。
前走のローズSでは早めに先頭に立つとそのまま押しきる圧巻の内容で勝利。秋華賞では一躍有力馬として注目され始めた。
「C.ルメール騎手はアーモンドアイに騎乗するため、武豊騎手に乗り替わり。お手馬のマウレアが故障で秋華賞に出走できなくなっていたため、武豊騎手にとっても渡りに船でしたね。武豊騎手も自身のHPで『アーモンドアイという怪物級の本命馬はいますが、カンタービレという素質馬からの指名に燃えるものを感じています。つけいるスキを探します』と綴るなど気合いは十分のようです。
前走でカンタービレは強い競馬を見せたものの、レース前に陣営は『休み明けで馬体減は誤算。もう少し大きくなってほしかった』と語っていました。そしてレースでは結果を残したものの、今度は秋華賞に影響が出ないか不安視していました。
ところがそれも杞憂に終わったようで、今回調教後の馬体重は440kgと+6kg。状態にあまり不安はないようです。前回の勝ち方からもマークされることが予想されますが、武豊騎手は逃げ馬や先行する馬の扱いに長けていますので、それも織り込み済みで競馬をしてくれるでしょう」(栗東担当記者・B)
アーモンドアイの3冠を阻止することができるのだろうか?
実績上位の馬たちが注目されている中、あなどると痛い目を見そうな存在が、M.デムーロ騎手とコンビを組むダンサール(須貝尚介厩舎)だ。
「これまでは骨折や体質の弱さがあり、本来の実力を発揮できていませんでしたが一夏を超えて馬体に芯が入ってきましたね。
先月22日の500万下では持ったまま5馬身差をつけて圧勝しましたが、この時に負かした馬は中内田充正厩舎の馬で実力があると評判の1頭でした。ここにきて秘めた才能がようやく開花し始めています。大舞台でも気後れせずに走ってくれそうです」
デムーロ騎手が乗るというだけで人気を集めていると考えるのは早計なのかもしれない。