菊花賞(G1)「武豊マジック」炸裂!? エタリオウ・エポカドーロ「切り」で見えた「穴馬券」!!
今年に入ってから2連勝。始動戦は上り最速の末脚で念願の初勝利を果たす。続くつばき賞(500万下)では、接戦を制する粘り強い走りを披露している。前走の阿賀野川特別(1000万下)は、中団から一気に抜け出しての完勝。春からの地力強化を感じさせる内容だった。
阿賀野川特別で勝利している馬が、菊花賞で活躍している点も注目したポイントだ。昨年の勝者ポポカテペトルは3着、2008年の勝者オウケンブルースリは見事に優勝。翌年の2着だったフォゲッタブルも菊花賞で2着という結果を残している。そういった意味でも無視できない存在だ。
「稽古の動きは抜群。昨年のポポカテペトルと同じローテで、調整は万全という感じだね。右回りでは内にモタれる面を見せていたけど、前走は不安を感じさせない競馬で完勝。陣営も『芯が入ってきた今ならあまりモタれないと思う』と自信を覗かせている。
この血統に対する陣営の思いは相当。母(ムードインディゴ)も3歳の秋に大きく成長したし、期待することも納得だよね。京都の豊さんという点も侮ることはできない。ダンスインザダークの血も魅力。この大一番で波乱を起こしても不思議じゃないよ」(競馬関係者)
「▲」はラジオNIKKEI賞(G3)を制したメイショウテッコン(牡3、栗東・高橋義忠厩舎)だ。
春のクラシックには間に合わなかったが、7月のラジオNIKKEI賞(G3)では強豪フィエールマンを抑えて重賞初勝利。続く神戸新聞杯(G2)では逃げ粘って3着と好走している。ワグネリアン、エタリオウなど春の実績馬と互角に戦った事実は高く評価できるだろう。
「スピードだけではなく、スタミナも持ち合わせている。地味な血統でも侮れない存在だよね。先行力が魅力なだけに展開が気になるけど『2走前のように控える競馬も可能。(行く馬が)いなければ自分で主導権を握ればいいだけ』と陣営は自信がみなぎっている。
好枠が当たって口スのない競馬ができそうな点や、京都の外回りを何度も経験している点も魅力。陣営も『アドバンテージを活かせれば面白い』と勝負気配は高い。ココは外すことができないね」(競馬関係者)