【天皇賞・秋(G1)展望】JRA古馬最強決定戦! 武豊マカヒキ&復活レイデオロが「王者」スワーヴリチャードと激突!
一昨年のダービー馬がマカヒキ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)。3歳秋に凱旋門賞で惨敗、以降ふがいないレースが続いていた。しかし、前走の札幌記念(G2、芝2000メートル)は2着だったものの同馬らしい豪脚が復活した。現5歳世代チャンプの意地を見せてくれるはず。武豊騎手の初騎乗も大いに楽しみだ。1週前追い切りは栗東・CWで6F80.2-1F11.6という猛時計。弾むように走っていた。
3歳秋から頭角を現したのがサングレーザー(牡4歳、栗東・浅見秀一厩舎)。スワンS(G2、芝1400メートル)で重賞初制覇、マイルCS(G1、芝1600メートル)で3着に好走。1400~1600メートルを中心に使われてきたが、前走で2000メートルの札幌記念(G2)にチャレンジ。距離不安も指摘されたが見事優勝してここに挑んでくる。勢いはナンバーワン。そして鞍上はJ.モレイラ騎手。好走必至だ。
宝塚記念(G1、芝2200メートル)で和田竜二騎手に17年振りのG1勝利をプレゼントしたのがミッキーロケット(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)。馬自身はG1初制覇。ここからはG1馬の看板を背負って走る。1週前追い切りは栗東・坂路で4F50.9-1F12.0と速い時計を出してきた。叩き良化型だがいきなりの好走も見込めそうだ。和田騎手の熱い騎乗にも期待がかかる。
昨年の皐月賞馬がアルアイン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)。ダービー馬レイデオロは前走でダービー以来の勝利を上げたが、こちらは皐月賞以来未だ勝利がない。ただし、好走はしている。オールカマーでは早目の先頭、よく粘ってレイデオロにクビ差の2着。人気を落としそうなここは逆に狙い目かもしれない。脚質的に逃げもあるだろう。