【重賞展望】負けたら土下座!? 野望に燃える「競馬界の半沢直樹」ことバイガエシが大混戦の函館記念(G3)に殴り込み!今年も10万馬券超えは必至か!
今年に入ってもう8歳。京都記念(G2)、天皇賞・春(G1)と大敗を繰り返してきたが、今回は一気にメンバーが楽になるだけに見限るのは早計かもしれない。なんせ2000mは4戦4勝のパーフェクト。それもすべてがOP勝ちなのだから、何故今まで2000mを使わなかった……もとい、トップハンデの57.5㎏も妥当な評価か。
さらに大きいのが、今週から短期免許で参戦する香港の名手D.ホワイト騎手を手配できたことだ。来日は2010年以来となるが、函館記念はその時に制している縁起の良いレース。往年の手綱さばきを見せてくれるだろうか。
巴賞がわずか0.3秒差であった以上、2着のマテンロウボス(牡5歳、栗東・昆厩舎)にも、当然ながら逆転の可能性が残されているはずだ。
前走の巴賞は、後方からメンバー最速の脚を使い勝ったレッドレイヴンから1と1/4馬身差の2着。内容的には完敗だったが、あの時はレッドレイヴンとは1kg差。今回は1kg減の55㎏となって差が2kgに広がっているだけに、展開一つで逆転のチャンスは十分ありそうだ。
それは巴賞で、マテンロウボスよりクビ差だけ後れを取った3着ツクバアズマオー(牡5歳、美浦・尾形厩舎)も同様。レッドレイヴンと2kg差となる今回の逆転に燃えている。
他にも昨年の覇者ダービーフィズ、エプソムC(G3)で3着だったマイネルミラノ、巴賞で4着ながら54㎏で出走できるフェイマスエンド、昨年の七夕賞(G3)を最下位人気で3着に突っ込んだマデイラ、小倉大賞典(G3)で3着したネオリアリズムなど、伏兵陣にも十分に一発が期待できるメンバー構成だ。
例年通りの大混戦となりそうな函館記念は、17日(日)の15時25分発走予定だ。